86オモロイですよね、86。
アニメ放送途中で最終2話を放送できなくなるというトラブル自体はあったものの、それを加味したとてここ数年のアニメの中で一番おもしろい作品が86だったと思ってます。
最終2話の演出すごすぎでしょあれ。感動しない奴いるん?アレを見て。
ともかく86のアニメが面白すぎたので思わず小説を全巻書い、現時点での最終巻であるEp.13までつい最近読破したので、その感想をつらつらと語っていこうと思います。
86は相変わらずラノベと思えぬ文章量と難易度
86はラノベに分類していいのかちょっと悩むレベルで文章量が多いのと、文章自体の難しさが結構高いです。
ハーメルンだの小説家になろうだの他のラノベを読んでいても
ってなることは殆ど無いんですが、86はちょいちょい「1ミリも見たこと無いぞこの表現」ってのが出てきます。
加えて軍事的な用語をめちゃくちゃ使う(400mm弾だの秒速8000kmだのを使う)ので、その凄さを想像しながら読むのがめっちゃ大変です。
あれをアニメ化したスタッフの凄さには脱帽です。軍事系の知識が薄く戦闘シーンがイメージできていない僕には、戦闘シーンの光景が頭に殆ど浮かんできておりませんでした。
ちょいちょい出てくる名言くっそ刺さる
そんなラノベらしからぬ硬い文章を使う86ですが、故に時折心にぶっ刺さるカッケェ表現が出てきます。
個人的にはEp.11に出てきた
「アンダーテイカー。ここからは貴方に騎馬の栄誉を」
っていう一文がものすごく厨二心に刺さって残ってます。
こういうのね、好き。しなーのぶろぐ読んでる人たちなら分かるっしょ?
前後の展開というのは勿論あれど、このたった一文で刺してくるのは流石86だなと思いますね。
そして展開に相変わらず救いがなさすぎる
ただ展開があまりに人間側に不利すぎません……?
何か一つ人間側が巻き戻すと、2つか3つぐらいレギオン側が巻き戻してくるので、毎回毎回読んでてカタルシスは少ないんですよね。
って感じで大体「作戦開始→人間が押す→レギオンorそれ以外の予想外が出てくる→部分的にシンたちが勝利を収める→全体は負けてて敗走」って展開なので、言えばワンパターンではあります。
切り札が一個あるのでそれで覆すんでしょうが、多分その切り札も
- 切り札を切るため作戦を行う
- 最初は上手くいく
- ただレギオンの反撃が強く壊滅的になる
- シンがなんとかする
- が、またどっかが負ける
- またシンがなんとか頑張ってようやく切り札切れるタイミングになる
- が、切り札切っても何も起きない
みたいな展開になるんじゃないかと思ってます。多分切り札が順当に切れることはないでしょうね。
故に読んでてめっっっちゃ疲れる
なので86は読んでて正直疲れます。
さっきも述べましたが、この作品読んでてカタルシスはほぼ0なんですよね。
陰実とかワンパンマンみたいに主人公が出てきたら全て終わり!気持ちよく相手をぶっ殺して終わり!……ってほどのカタルシスは要らないんですが、たまにはレギオンの策をレーナ辺りが全部読み切ってゴリゴリの勝利をもぎ取ってくれてもいいのになぁと思います。
利き腕失ったり爆弾になってみたりで毎回ほんとに救いがないんだよぉ……。
謎の外伝、まじでこれ何?
僕は読んでいないので的はずれな批判になってたらすみません!って感じなんですが、
この閑話休題的にぶち込まれるやつ、何???
なぜミリーゼは魔法少女になっているんだい……?
宇宙全体のエンティティが枯渇仕掛けてるのかい……?わけがわからないよ……。
くっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっそ失礼なこと言うんですが、AlterじゃなくさっさとEp.14が読みたいのでそっち書いてほしいとミサカはミサカは思ってみたり。
あと矛盾ありませんでした……?
キュクロプスとミリーゼがEp.12だかEp.13で対面した際に
「本当に女だったんですね」
とミリーゼが言っているシーンがあったんですが、これ矛盾してません……?
前のエピソードで「キュクロプスがミリーゼに惚れてる」描写があったり、シンの元にミリーゼを案内する際「今のアンタはびっくりするぐらい綺麗だ」って発言をキュクロプスがしてたりで、顔面知っているはずなんですが……。
こちらコメントお待ちしております。
ともかくEp.14も楽しみにしてます
色々言いましたが、86は非常に楽しみにしている作品なので、続編の発売を首を長くしてをお待ちしてございます。