以前この記事でHUAWEI(ファーウェイ)のMateBook Xについてのレビューを書いたことがあります。
https://www.nicokira.com/20170721media/
この記事(上)は実物を店頭で触ったり、ネットで集めた情報をもとにまとめてみた記事であって、実際に私が所有して使用した感想を述べたものではありませんでした。
どちらかというと自分が買いたいと思ってたPCをまとめてた一貫で書いた記事というかなんというか。
とにかく実機は持っていなかった訳ですが……なんと、今回、
Matebook X、実際に購入しちゃいました。
衝動買いでした。前見た時より値段下がってるんだもの!
と、言うわけで今回はやっていこうと思います。実機レビュー。楽しみにしてくれ!
早速だけど開封の儀
箱の開封と中身
これが実際の箱。結構この時点でカッコよさが溢れてる。
この作品はAppleのパクリなので箱とかのシンプルさ、格好良さなどの辺にも気を配っています。
ただ、スマートにしすぎたせいか、ビニールを開ける場所が全く分からないという。私はここに爪をねじ込んでビニールを切りました。
スライド式でさらに現れる箱。それを開封すると……
出てきた出てきた!!!本体!!!
注意書きの一発目が中国語で書かれているあたり、流石は中国メーカー。
PC本体を取り外すと、箱が二つ現れます。
梱包物は全部でこんな感じ。ベッドで写真撮ってるのは突っ込まないでおいていただきたく。
こっちのでかい箱には
こいつらが入ってます。
上から
- USB端子をUSB-Cに変換できるアダプタ(普通のUSB記憶メモリとかはこれで接続できる)
- 充電用のUSB-Cケーブル(両端がUSB-C規格になってる)
です。普通のUSBならこれで問題なく使えます。
あとはオフィスソフトが入ってます。これは永久に使えるやつ。
加えて一年間無料でOffice365が使えるサービスもある。
小さい箱のほうには
充電器が入ってます。
USB-Cしか接続できないタイプなので、正直使いにくいタイプです。片方がUSBで片方がUSB-Cのタイプにしてくれればよかったものを……。
本体
本体はこんな感じ。落ち着いたグレーが非常にクールで、買った後の満足感が半端ない。
細さはマジでこんなもん。手帳型ケースつけたスマホより圧倒的に細いです。
画面ほっそ!!!!!
画面はグレア式なので結構映り込みは激しいです。
充電は左側のポートからのみ可能です。
……それにしても本当に細い。
これが指紋認証兼電源ボタン。
本当に触れるだけで起動するのが素晴らしい。
ちょっとオシャレにとってみたの図。どう?格好良くね?
驚異の細さを体感してください。本当に異常なほど細い……。
買った場所はヨドバシカメラ仙台
展示してあったのにやられて買っちまいました……!
値段は15万円
ちょっと値段に関してはおまけしてもらいました(笑)
つっても本当に少しのおまけで4000円ぐらいでしたが。
……でもね。僕、凄いことに気が付いた。
Amazonだと同じ奴が12万円ちょっとで買えたという事実。
……死にたい。
corei5の性能が悪くないやつで、オフィスも付いて(しかも別途でOffice365も付いてる)この値段なら正直悪くないと思い込んで頑張って自分を納得させてます。
というか普通にお買い得だと思うのは思うけどね、この性能と見た目と携帯性でこの値段なら。
ただ、サブPCとしてこれを選ぶなら、正直オフィスって要らないはずなので、私のようにオフィスも欲しかったって人でもない限りはオフィス無し版をオススメします。
性能面に関して
ブラウジング速度
全然不快に感じないレベルです。というより普通に速いと思う。全然ストレスにならない。
結構ブログの編集画面を開くのって重いんですが、それがサクサク開くってことは間違いなく早いです。
それ以外にもニコニコ動画とかを見てて何の違和感もないので、ブラウジング性能は十二分でしょう。
起動速度、ファイル等の処理速度
こちらも全く問題ありません。
むしろ起動速度に関しては目を見張るものがあるレベル。超早い。
僕はcorei7のとんでもない処理速度を持つPCをメインで使っているのですが、それと比べても遜色がないですね。
つーか新しいせいかメイン機よりも早く感じるまである……。
動画のエンコードとかを本気でやったりしたら流石に勝てないでしょうけどね。
ただこれはサブPCとしてオススメしたい一品なので、これだけの処理速度あったらもう十分だろって思いますね。
本当に普通に使っててストレスなんて一切感じません。
感じる人は軽く20万円を超えるようなハイエンドを使ったほうがいいですね。
排熱問題とファンの音について
騒音問題について。音はうるさいの?
音の問題って結構パソコンに深刻に付きまとう問題ですよね。それに排熱も。
熱くなるから膝上とかで操作出来なくなるし、何よりその熱を冷ますためのファンの音が不快で仕方がない!
ただ、Matebook Xにはファンが無いため、騒音に関しては一切ありません。
というよりこのパソコンから音が出たことがほぼほぼないレベル。
図書館とかで使ってても全くうるさくないので、音に関しては一切気にする必要がありません。
排熱について。どのくらい熱くなるのか
熱についてですが、正直かなり熱くなります。
普通にネットサーフィンをしているぐらいなら問題はありませんが、
充電をしながらマルチタスクをしたり、動画をずっと見たり、パソコンゲームをやっていたら結構熱くなりました。
排熱をファンではなく、アルミボディによる熱伝導で賄っているので、この排熱は仕方のないことでしょう。
ただ熱が溜まるのと同時にファンによる騒音が出てくるということはないので、そこはとても良い。
私が今メインで使っているPCは「お前、爆発でもすんのか……?」ってレベルでうるさくなるので、カフェとかで使うの少し憚られるんですよね(笑)
MateBook Xのメリット10点
1.何よりデザインが美しい
やっぱりこの商品を推す上で一番はこれでしょう。
正直Macとかのパクリデザインではありますが、それ故に非常にスタイリッシュ。
今までのwindowsパソコンには存在しなかった、流麗で、無駄のない洗練されたフォルム。
華美さ等の不要な要素はすべて叩き落として突き詰めたが故に輝く、逆説的な美しさ。「持ってよかった」と思わされるデザインをこのパソコンは持ち合わせています。
ただカフェなどで使っているだけで所有欲が満たされるこの感覚。これが堪らない。
2.薄く軽いので持ち運ぶのがに苦にならない
重さは約1kg。たったそれだけしかないので、バッグに入れて持ち運んだとしてもそこまでの負担になりません。
それに加えて本当に薄いので、裸で持ち運ぶなら多分大体のバックにでも入れられます。
私のメインノーパソは2kg以上あるので、正直どうしても持ち運ぶ気になりませんでしたが、これは違います。
寧ろどこにでも持っていきたくなるし、それが負担にならないのが本当にメリット。
充電ケーブル、充電器、USBハブなどを全てこのバッグに入れて持ち運んでいます。
3.画面の発色が異常なまでに綺麗
画面が超絶綺麗です。
私はスマホも有機ELの物を採用したりと、画面の綺麗さを重視する人間なのですが、このPCはその点において満点です。
画面の発色に関しては他の追随を許していないと思います。主観だけど、Macより綺麗な気がする。
4.音が一切せず、静かな場所でも使用可能
これも凄い。
ファンレスなので、音は一切しないと言って大丈夫です。
ソフトウェア更新のようなPCに大量の負担をかける動作をしている時も、一切音はしません。
図書館で使っていても迷惑にならない静かさです。
5.指紋認証でログイン可能なのでパスワード入力の手間がない
なんで今までのパソコンに搭載されてなかったの?ってぐらい便利。
指をポンって置くだけでロックが解除されるので、非常に楽です。
ぶっちゃけZenbookのパクリですが、この昨日はどんどん今後のパソコンに搭載されていいと思う。
6.動作が非常に快適
スペックがそこそこ高いこともあり、動作が非常に快適です。
それこそネットサーフィンをするだとか、動画を見るぐらいなら一切不満は感じません。
SSDを採用していることもあり、電源オフ状態からの起動もめちゃめちゃ速いです。
大体10秒ちょっとぐらい起動するという速さ。本当にすごい。
7.音質も悪くない
薄いしどうせ音質は大したことないんだろ?って思ってましたが、全然に素晴らしいです。
この薄さのどこからこんな音出るんだよ……ってぐらいの大迫力の音楽を流せます。
流石に音質特化のそれに比べると劣るのは事実ですが、ノートパソコンに音質を求めるのは個人的にナンセンスなので、このレベルの音質で十分かと思います。
ちなみに最近私は家でこいつに繋いで音楽を流してます。
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https://www.nicokira.com/media3/
8.キーボードの打感がとてもいい
これはとてもびっくりしました。
私は基本外付けのキーボード(デスクトップとかで使えるやつ)を利用しているので、ノートパソコンの打感には全然期待していなかったのですが……
めっちゃ快適でした。
流石にデスクトップ用のそれに比べると劣りますが、薄さの割に打感はすごく良く、打ちやすい。
キーの配置、大きさも十分に取られており、小型のノーパソに良くある「Enterキーが小さく誤タッチしやすい」なんてことは一切ありません。
Macはあまり触ったことがないので詳細な比較は出来ないですが、Macの打感に結構似ている気がします。
9.メイン機としても十分に使用可能なスペックを保有
最低スペックの機種でも
「corei5」「SSD256」という、「一般的にそこそこ優れている」と言われる物を搭載しているので、
PCを酷使する人でなければ一切問題なくメイン機として使用可能です。
例として
- 簡単なネットサーフィン
- ブログや小説の執筆
- 動画サイト閲覧
- 簡単な画像加工
程度なら欠片も問題なく使用できます。
一方で
- 音楽の作成
- 複雑な画像加工
- 動画編集
等の複雑な動作をする人にとってはスペック不足になる可能性があるので、その作業をするつもりがある人はもっと性能がいい奴を買った方がいいと思われます。
10.Macとほぼ同じ大きさなので、Macのカバー等が利用できる
個人的にこれは意外と強いのでは?と思う。
Mac市場に比べてWindows市場ってパソコンの種類が有りすぎるから、どうしてもアクセサリ商品が少なくなりがちですよね?
スマホを想像してもらえれば分かるかと。iPhone用のアクセサリって腐るほどあるのに、android用のアクセサリって驚くほど少ない。
アクセサリの充実を考えるんだったら間違いなくApple商品の方が利点が大きいです。
なので、それを流用できるのは非常に強い。
画面の保護フィルムは分かりませんが、保護ケースに関してはMacの13インチ用の物がそのまま流用可能です。
MateBook Xのデメリット3点
1.気軽に買うには少し高い
10万円を超えているので、やはり少しお高いです。
デザインやスペックを考えれば妥当ではあるのですが、10万という数字は決して小さいものではありません。
2.指紋認証に失敗した時が面倒くさい
指紋認証で登録していない指を使ってしまったとき、ちょっと面倒くさいです。
何故だか知らないけど、その次にちゃんと指紋を登録してある指で触れても、何故か認証してくれなくなります。
それが少し面倒くさい。パスワードかPINを打ち直さなければならないので。
3.ちょっとドラックパット操作がしにくい
ドラックパットはこんな感じなんですが、右クリックが非常にしにくい!
なんか知らないけど反応しないんだよねー。これはちょっと欠点。
ただ、二本指でこのパットをタッチすると右クリックになるので、それを利用すればこの欠点は回避されます。
MateBook Xに関して購入前に抱いていた疑問集にセルフ回答
Q:付属物は何があるの?
A:充電ケーブルと充電器、そしてUSB変換アダプタの三点(オフィス付きのタイプは当然オフィスも)です。
SDカードやHDMIを使えるようにする、USBハブと言われるものや、保護ケース等はついていません。
Q:USB‐Cしか使えないって本当?
A:直接本体に接続できるのは、という意味では本当。
USB-Cとイヤホンのみ直結可能で、USBハブを買えばHDMIやSDカードなどを接続することは可能です。
Q:普通のUSBってどうやって使えばいいの?USBさせないんでしょ?
A:ハブを使えば大丈夫です。こーゆーやつ。
私はこれ使ってます。充電しながら使えるのもポイント。
Q:専用の充電器からしか充電できないの?
A:いや、普通にスマホ等の充電器からも充電できます。
私は外出時、なにに付いてきたかよくわからない充電器と、ヨドバシで適当に買ったUSB-Cケーブルで充電してます。
この商品に関しては専用のものからしか充電できない!なんて不具合はないらしい。
ただ、電流が弱いものだと充電が十分に出来ないので注意!
Q:市販のUSB-Cケーブルだと充電できないとかある?
A:無いと思います。よっぽどの不良品でもない限りは。
少なくとも普通の市販品で3個試して、3個大丈夫でした。
充電器自体も同様で、スマホが充電できればMateBook Xを充電できると思われます。
※超絶弱電流な物は不可能かもしれない。
※2018/5/27追記
弱電流のスマホ用の充電器だと充分に充電できませんでした。
急速充電が可能な充電器であれば問題なく充電可能のようです。
Q:USBをさせる穴って何個あるの?
A:二つです。左側面と右側面にあります。
左側は充電も出来るし、USBハブとかも刺すことができて、右側は充電ができない使用になってます。
Q:バッテリーってどのくらい持つの?
A:不通にネットサーフィンするぐらいなら7時間くらいは持ちます。負担がかかる作業をしてると5時間ぐらいかも。公式よりは持たないですね。
Q:SSDが256GBって足りなくない?
A:正直少し少ないですね。なので、メインとして使える性能ではありますが、もっぱらサブ機としての利用をおすすめします(SSD512GBのものは除く)。
まとめ:MateBook Xはホントに名機だから、PCに悩んでるなら絶対買うべき
正直、これだけ買った後の満足感が強い商品は久々です。
以前紹介したKindle Paperwhiteも素晴らしかったですけど、今回はそれ以上です。ホントに素晴らしい。
1つアドバイスですが、もし買う場合は絶対にAmazon経由で買うことをおすすめします。
理由としては値段。上のほうにも載せましたが、私は値切りに値切ってこの値段(150,000円)で購入しました。
※証拠画像
しかし、Amazonだとふっざけたことに¥ 129,000 で売ってやがりました。
……20,000円も安いんですがこれは……。正直泣きそう。
それはともあれ、サブ機は元より、メイン機としても十二分な性能を発揮するこの美しい機体。一度手に取ってその素晴らしさに触れてみてはいかがでしょうか?
絶対に損はさせない、神機だと保証します!
さて、長くなりましたが今回はこのあたりで失礼をば!
※個人的なおすすめは一番安いこのモデルなのでどうぞご検討を。