皆さん、彼女(彼氏)いますか?彼女。
大学時代から彼女が欲しい欲しいと言い続けて早幾星霜が経過しているんですが、未だできる気配がありません。
どうやったら彼女って出来るんでしょうか。市場に行って人体錬成に必要な材料でも集めてくればいいんでしょうか。
とはいえ、流石に僕も今年で26歳。流石に浮ついた話の1つや2つ、あって然るべきだと思うんですよ。男友達とくっだらねぇ話をしながらだべっているのが一番人生において気軽で楽しいとの考えを持っている僕ではありますが、流石にそろそろ彼女が欲しい。
そんな現状を打破するべく、ついにこの前思い切って合コンに参加してきました。
ブルドーザーでも使わないと動かせやしないと揶揄されに揶揄され続けてきた純金もかくやという重い腰をついに高々と上げ、5年振りくらいの合コンということでめちゃくちゃ楽しみにして参加した僕だったんですが……
合コンじゃなくて、マルチの集会だったでござる。
※この記事を書いたのは4月ですが、参加したのは自粛要請が出る前になりますのであしからず。
参加した合コンはマルチの集会だった
さっき結論言っちゃったので、再度結論から言いますと、合コンだと言われて参加させられたのは、なんとマルチの集会でした。
人が一念発起した瞬間にこれとか、いやバカお前、ほんとにふざけんな。
事の経緯
ことの経緯としてはめっちゃ単純で、一人の友人の一人であるKが「合コンあるからこない?」って誘ってくれたからなんですよね。
意外にロールキャベツ系男子なKは街コンとかに繰り出していることを知っていたので経験豊富であろうことを知っていた僕は即快諾。
そして意気揚々と望んだ合コンの会場が、マルチの巣窟だった……。そういうわけです。
先に言っておくとこの友人Kも被害者で、僕と同様嵌められた側の一人です。
登場人物
登場人物についてもかる~く触れておきましょう。
主な登場人物は大きく分けて4人(僕を含めると5人)存在します。
- 誘ってくれた友人K
- それについてきた友人Y
- 合コンの主催者
- 合コンの前代主催者(一番偉いらしい奴)
友人K
大学時代からの友人。今回の件の被害者の一人。
街コンや相席屋に繰り出しまくっており、誠実そうな見た目に反して肉食系。巷で言うロールキャベツ系男子。
今回の合コンも途中で見切りをつけ、次の合コンに繋げるべく男たちとLINEを交換しまくっていた策士でもある。
友人Y
同じく大学時代からの友人。僕、友人K同様、今回の件の被害者。
僕がムフフな感じのことを企てているときは大体参加しているムッツリスケベ。
あまり不平不満を言わない優しい男だが、大阪旅行の際に飛田○地を計画に加えなかったことは相当な不満だったらしい。
合コンの主催者
戦犯。マルチの手先。
友人Kを合コンと称したマルチ勧誘の場に誘ってきた元凶。
友人Kとは街コンで知り合った(勧誘できるやつを探してた)らしい。
本名は知らないけどLINE名がいっしーなので、以降、いっしーと呼称します。
合コンの前代主催者(一番偉いらしい奴)
マルチで結構偉い人。おそらく合コン主催者の上席。
何故か気に入られて飲みに行こうと言われて僕はとても困惑した。
対して筋肉もりもりでもないけど、マッスルとか呼ばれてた。なので以降、マッスルと呼称します。
友人Kから合コンに誘われる
先程も軽く触れましたが、ことの始まりは友人Kが合コンに誘ってくれたことでした。
友人Kは街コンとかが好きでちょいちょい参加しているプレイボーイ。
今回はどうやら街コンで知り合った男から合コンに誘われたとのことで、良かったらついてこない?と誘ってくれたわけです。
友人K曰く、街コンとかで知り合ってある程度仲良くなった男とかからお誘いが来るのはそんなに珍しいことでは無いらしく、我々一同今回のお誘いに関しては全く疑問をもってませんでした。
この時点で怪しさとかはほぼほぼ感じてなかったんですよね。
ただ、
てな感じで、少々段取りが悪すぎるというか、明らかにそれは伝えるべき情報だよね?ってことを教えて貰えないことがちょいちょいあったり、
みたいに、ちょいちょい「ん?」ってなることがあったんですよね。
都合の悪い情報を隠すために向こうはあえて答えてなかったみたいですが、この時点では
ぐらいにしか僕らは考えておりませんでした。
当日会場に行くと……
なんと、参加人数は60人以上
合コンの場所として指定されたのは、五反田のとあるレンタルキッチン。
レンタルキッチンで合コン???みたいな感じになりましたが、もし料理を作るのだとすれば、料理できる系男子である私ことしなーさんは圧倒的有利。
そしてそもそもレンタルキッチンで主催者であるいっしーさんはどうやって合コンを行うのか、凄い気になったので、阿呆なことにその疑問はついつい頭から外してしまいました。
そして当日。
美容室に行って髪型をガッチリ決めてもらって会場に向かうと……
なんとですね、合コンであるはずなのに、参加人数60人いたんですよね。60人。
わかります?60人ですよ60人。高校のクラス2つ分ぐらいの人数は居たわけですよ。ありえます?こんなの?
しかも立食。
始まる前とかに
なんて会話をしていたんですが、その予想の3倍以上の人数が来てしまったという。
60人も来るとは流石に予想出来てなかったぜぇ……。
しかも60人の内半数は互いに知り合い
しかも。
問題点は60人も参加人数が居ることだけじゃなくて、
なんでか知らないんですけど、主催者側の人間が半分はいるんですよ。
つまり30人ぐらいは元々の知り合いで、その残りが僕らという構図だったわけです。
この時点で僕らは「???」という感情が抑えきれず。
これ普通の合コンでは間違いなく無いよね?と悟り始めます。
いよいよ始まる合コン?
普通の合コンでは無いとはいえ、出会いのチャンスであることには間違いありません。
友人Kはなれた動きで可愛い子の居るテーブルまで先駆けていき、そして僕らもそれに追随します。
そこで普通に自己紹介などをして普通に話し始めるんですが、またしても不思議なことが始まって、なぜかいきなり主催者が集まってくれたことへの感謝のスピーチを始めます。
まぁ感謝のスピーチを擦ることぐらいは個人の飲み会でもあるかもしれないので、特段おかしいことではないんですが、言ってる内容がちょいちょいわけわかんなくて、例えば
- この会合は12年間続いている
- 自分はこの飲み会を仕切る2代目だ
- 後で初代が来るから、挨拶するといい
みたいなことを言い始めるわけですよ。
この話聞いているときは、
とかぐらいにしか思ってなかったんですが、よくよく冷静に考えてみるとなんで初代に挨拶擦る必要あるんだよとか、なんで会場を提供するだけなのに運営側30人とかいるんだよって話で、所々「はぁ?」ってなるんですよね。
そしてなぜか前代主催者に挨拶させられる
60人ぐらい人は居るんですが、会場のキャパとしては明らかに20人ぐらいが丁度いいキャパなので、道を移動する人たちとはぶつかりまくり。
息苦しいし暑いし帰りたいなぁとか思ってると、今回の主催者であるいっしーとその一味の女性が僕と友人たちの集団に話しかけて来ました。
ちなみにこのタイミングで友人Kはこの飲み会に早々に諦めをつけており、男たちと連絡先を交換し始めていたため、この宅で話していたのは僕と友人Yだけでした。
そして自称ネット系のビジネスをやっているらしい いっしーとリ○ルートで営業をやっているという女の子と10分ちょい位話していると、
ということでほぼ強制的に前代主催者の所に挨拶に行くことになってしまいました。
え?合コンで前代主催者に挨拶ってどういうこと???
って感じですが、この段階で僕と友人Yはもうこのまつりを楽しむ方向で話を進めていたので、誘われるがままにホイホイついていくことに。
そして何故か合コンで順番待ちまでしてその前代主催者ことマッスル氏に挨拶することと相成ったのです。
そして気に入られる僕
マッスルというからにはビスケット・オリバみたいなやつでもでてくるのかと凄い期待しながらマッスル氏の元へ向かうと、底に居たのはごく普通の30代前半ぐらいの男性でした。
どうやらこの男性はいっしーと一緒にビジネスをやってるらしいんですよ。そしていっしーもこの人と色々IT系のしごとをしてます、みたいな話をしてたので、マッスルと話す前にいっしーに仕事の質問とか結構しててたんですが、
僕の結構簡単なレベルの質問をほぼほぼ理解出来てなかったんですよね。
なので「マッスルは凄い人だ!」みたいなことめっちゃ言われたんですけど、
とか思いながら相対したせいもあったのか、すごい人だすごい人だ言われてるほどのカリスマ性とか仕事出来る感じを全く感じなかったんですよね。
そしてネタバラシにはなるんですが、マルチ系の商材と僕がやってる今の仕事である「リスティング広告」とかの広告業ってめちゃくちゃ相性がいいんですよ。
なのでリスティングを僕が今やってますってことを端的に話したら、
と、利用できそうな面白いやつを見つけたアニメの強キャラみたいなことを発言し、僕をご飯に誘うマッスル。アレンジはいっしーがやってくれるとの事で、後日ご飯を食べに行こうという形になりました。
そしてその場は何事もなく解散に
そしてその場は何事もなく解散となりました。
当然女の子とも何事もなかったわけですが、詳細は語ると悲しいので、何事もなかったことだけ伝えておきます。何事かあってほしかった……。
マルチの集会に参加したわけですが、この時点では本当に何事もなく、マルチの勧誘とかは一切されておりません。
ただ、この時点で僕ら3人はこの集会と何より主催者であるいっしーに多大なる怪しさとうさんくささを抱いておりました。
そう3人で仕切り直し飲みをしながら、この後僕が誘われているマッスルとの飲み会でその真偽を明らかにしてこよう。
そんな話になったのでした。
part2に続く
本当なら1記事にまとめようと思ってたんですが、ちょっと文字数がだいぶ長くなったので、part2に続きます。
https://www.nicokira.com/20200628multi/