世間一般ではしばしば楽なバイトとして名が挙がるカラオケ店員。
確かにカラオケ店員がやってることなんてドリンクやフードを運んだり、フロントで受け付けたりぐらいに見えますよね。
しかし、実際どうなんでしょう。気になったことありませんか？
今回はそんな楽なバイトに思われているカラオケバイトについて、経験者の私がつらつらと語っていこうと思います。
カラオケ店で働く時に見るべきポイントなんかも教えますので、カラオケで働こうかと思っている人は必見です。
バイトに迷える高校、大学生のアルバイト選択の参考になればいいなぁ。
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今はアプリがあるという。僕がバイトをしていた時代は無かったというのに……。
カラオケバイトって楽そうだけど、どうなの？
カラオケって楽そうですよね。ドリンク運んで掃除してぐらいじゃんって思いません？
実際僕もそう思ってました。このバイト楽勝そうって。
先輩にもそういわれましたし、それで思ったんですね。よし、やってみようって。
しかし、実際はそんなことなかった。超忙しいし、やることめっちゃある。
誰だよ楽とか言ったの。同じサークルの先輩だよ。ふぁっきんと思いました、まる。
カラオケ店員は楽とか言われてますが、実際そんなことはない。
私は新橋にある某赤いカラオケ店で働いてたのですが、深夜4時に部屋が満室で、お客様待ちとかになることがマジでありました。
意外ときついぞ、カラオケ店員。
カラオケバイトがつらい理由3選
先ほどカラオケバイトが辛いといいましたが、その理由は大体三つあります。
ただ、正直店と働く時間、ポジションに辛さは大きく依存するので、一概には言えないことも覚えておいてください。
1.やることがやたら多い
一つ目ですが、やること結構多いです。
ドリンク配膳、フード配膳はもちろんのこと、マラカス運んだり部屋を片付けたり……。
機械がおかしくなったとか言われればそれも直しに行かなければなりません。
加えてトイレ掃除、汚物処理（ゲロは日常茶飯事。たまに小便、大便もある）も我々の仕事なのです。
「……こんなんカラオケじゃねえよぉ」っていいたくなること間違いなしです。
2.単純に忙しい
カラオケバイトはかなり忙しいです（店舗・時間帯にも依る）。
上で言ったことは全部やらなきゃダメですし、その処理量が半端ではない。
満室になった状態で客が待っていると、ウェイティング（終わった客が部屋を出たら5分以内に片づけて客を通さなければいけない）状態になります。
ウェイティングになったからと言ってそれに専念できるわけでも無く、ドリンク提供などと並行して行わなければなりません。
だというのにドリンク配膳中に話しかけられて色々頼まれ、その頼み事を整理してるうちにゲロされたりとかします。
とかく忙しいですよ、カラオケ店員は。
3.客層が悪い！
これが大きいかも。
私が働いていたのが夜の時間帯なので夜基準にはなりますが、客層は最低ランクです。
居酒屋のあとに来るので相手にするのはほぼ100％酔っ払い。大体が皆べろんべろんです。
なのに酒もめちゃくちゃ出るし、ほぼ居酒屋みたいなものです（夜のカラオケでソフトドリンクはほっとんど出ません）。
一回エレベーターに小便されて、三階から一回の扉がびっちゃびちゃになった時はどうしてくれようかと思いました。
あれ通報案件だと思うんだけどなぁ……。普通にぶっ飛ばそうかと思いました。
カラオケ店員って結構仕事してますからね！楽じゃないんだよ！
※あくまで私の働いていた店舗での体験記です。もっと楽なとこもありますし、もっとひどいとこもあります。
カラオケの主な業務って？
カラオケには主に３種類の業務があります。
1.フロント業務
皆さんおなじみ、くっそ高い料金を徴収していく憎いあいつらですね。
店頭で料金説明をしたり、料理の注文聞いたり、退出の案内をしていたりします。
比較的ベテランがやっていることが多いです。私も最後のほうやってました。
正直、覚えること覚えたら一番楽。難しいけど。
2.ホールスタッフ。
こちらも皆さんおなじみですね。歌っているときに部屋に入ってくる憎いあの野郎どもです。
部屋の清掃したり、ドリンクを配膳したり、マラカスとかを持って行ったりする役割です。
いわばお客のパシリ。走り回らなきゃいけないので一番体力を使います。体力的には一番きつい業務ですね。
初心者は間違いなくホールスタッフ（うちの店はSTと呼んでた）から始まります。ベテランから初心者までできる業務です。
3.キッチンスタッフ
多分皆さんには一番なじみがない存在かと。
カラオケに必ずあるキッチンでフードを淡々と作っております。
場合によってはドリンクも作ります。うちはドリンク、フード両方作ってました。
ホールスタッフが同時にやってたり、かなり珍しい例ですが、フロントが兼任してる店もあるみたいです。
フロアスタッフをある程度やった人がやってる感じ。うちの店はっていう限定はつくけど。
求人だと最初からキッチンを募集してるのもあるかも？
よく求人みてみるといいですね。ただ、個人的には最初にフロアからやることをおすすめします。
カラオケの業務時間
11：00～5：00 でやってるお店が多いですね。うちの店は14：30～5：00でした。
若者が多い繁華街だと午前11時から午前5時までやってることが非常に多いです。新宿とか池袋とかみたいな。
わが聖地高田馬場もそうでしたね。ちなみに高田馬場のほうが新宿とかより安いですよ。オヌヌメです。
さて、お客としての業務時間なんてどうでもいいですよね。問題は店員としての業務時間です。
店員としてだと大体三つの時間帯に別れます。
A帯 11：00～18：00（出勤は大体10時くらいで準備を始める）
B帯 18：00～23：00
C帯 23：00～5：00（締め作業があるのでタイムカード切るのは6時くらい）
って感じです。それぞれA帯、B帯、C帯と呼ばれてて人員が配置されてます。
ちなみに私は20：00～5：00で勤務してました。冷静に考えると凄い事してたな。
忙しさで言うと
B帯＞A帯＞C帯
といったところ。
ただ、これも一言では言えなくて、店と曜日にもよります。
うちの店だと金曜日と土曜日はA帯よりもはるかにC帯のほうが忙しかったです。特に金曜。てめえはだめだ。
サラリーマン街だと一般的には上の順番でしょう。学生街だと多少変わります。
働くのにおすすめの時間帯
さて、それでは働くのにおすすめの時間帯はなんでしょう。
個人的なおすすめはA帯かB帯です。
特にA帯がおすすめ。
その理由をちょっと語ろうと思います。
最もオススメのA帯
B帯の時間は居酒屋で酔っ払った輩がよく来るので、客層が悪くなりがち。
客層って凄い大事で、客層が良ければその分仕事は楽になります。
B帯とかC帯とかのふざけた客層に対してA帯は比較的客層がいい。
A帯で質が悪い客はまず来ません。来るとしたらクソDQNぐらいじゃないでしょうか。
一人カラオケで来る学生とかが多いし、団体でもまだお酒を飲む時間帯じゃなので暴れる人が少ないんですね。
そうするとお客が満杯とかでも部屋の掃除とかが楽だから、実際は忙しくなかったりします。
B帯とかC帯になると阿呆なのがグラス割るわゲロ吐くわ小便漏らすわで片づけが大変になることが多いです。
なので例え客が少なくてもその処理で手が回らなくなることが多いですね。
客層の良さと仕事の楽さは比例するので、客層がいいところを積極的に狙いましょう。
次点でオススメのB帯
次におすすめするのはB帯です。
でもB帯にはやばい客が多いのも確か。しかしB帯がC帯よりましな所は働いてるスタッフが多いって所です。
C帯だとフロアが一人。ドリンクを運ばなければいけないのに、ゲロを吐かれてさっさと片づけしなきゃいけない。
なんて状況が結構生まれるので大変です。
……まじですからね。カラオケは二次会で使われるので居酒屋みたいなもんです。
酒とかバンバン出ますし。社会人の方は経験あるのではないでしょうか。
さて、話を戻しましょう。
B帯は確かに阿呆もいますし単純に忙しいですが、働く仲間も多いのでその点楽です。
学校終わりとかに働きやすいのもいいですね。
……まあゲロとか処理できない人はA帯一択にはなりますが（私は全然平気でした）。
おすすめしないC帯
もうお察しですね。
客層最低、スタッフ少ない、締め作業は単純に体力勝負。
結構環境としてはかーなーりー悪いです。
ただ、給料はいい！
時給が22時から5時までは1.25倍になるので時間当たりの賃金は一番おいしい。
私は基本給1100円だったので1375円になってました。
……この頃のほうが銀行員の今よりも金あったかもしれない。
汚物処理とか大丈夫な人ならC帯でもいいかもしれません。
暇な日は本当に暇で、23時超えたらお客が一人も来ないなんてことも本当にありますからね。
一度客として入って確かめるのも手です。ただ、それでも絶対にA帯をおすすめはします。私はBとCどっちも参加してましたが。
休憩中1人カラオケができるってホント？
隠れてなら出来ないこともないけど、バレたらやばい。
良くて使用料取られます。
つまり公式的には出来ません。僕はしてたけど。
楽なお店の選び方
それでは、最後に楽なお店の選び方をば。大まかに二つあります。
1.規模の大きい店は避けるべし！
都内で地上2階以上に渡って存在している店は間違いなく忙しいです。100％ですね。
その地域でもっとも大きい店とかは本気でやめましょう。立地がいいところにあるデカい店はやばいです。品川とか。
出来れば近くに飲み屋の無い、閑散としたところがいい。
……とはいえ、東京23区だと難しいんですけどね。という訳で次です。
2.学生街と、特にサラリーマン街は極力避ける！
これに尽きます。とはいえこれも難しいんですが。
学生とサラリーマン、こいつらは本気でたちが悪い。
個人的には特に後者が嫌い。
ほんとに社会人か、君は？という人が多々おります。
具体例を挙げると新橋。
新橋だけは何があってもやめたほうがいい。
それなら銀座にしましょう。一本通りが変わるだけなのに層がガラッと変わります。
新橋はひどい。ありゃダメだ。
正直難しいんですが、この二つを極力守り、治安が良い場所で仕事先を決めれれば比較的楽になります。
間違っても新橋で最も大きい店舗なんて選ばないように！
地獄を見ます。
まとめ：カラオケスタッフは辛い！でももし働くならぜひA帯で！
私の結論は、（店にもよるけど）カラオケスタッフは忙しいということです。
シュガーソルジャー（少女漫画）みたいに水ぶっかけられることは（私は）ないけど、提供中のものを溢して体中水浸しとかはよくあります。
働いてみると華やかな職場でもアミューズメントにあふれた職場でもないので、それを期待すると痛い目みますね。
ただ、人不足なのでシフトに入りやすいのはメリットかも←
さて、カラオケまとめ、いかがでしたでしょうか。
バイトに悩んでいるなら参考にしていただければ幸いです。
では、今日はこれにて失礼をば！
