どうも、元カラオケバイターのしなーです。
私は新橋の某赤いカラオケ店で1年半ほどカラオケ店員をやっていました。
カラオケって楽なバイトの代名詞に上がることが非常に多いようですが、実は全くそんなことありません。
むしろ働く時間帯と場所によっては非常に辛いバイトとなり得る可能性もあります。
私が働いていた新橋の、深夜帯はたぶん全国の中でも結構忙しいほうに位置する立地だったのでいろんな客に遭遇しました。
今回は、私がそこで働いていて遭遇した面白くて本気でムカつく客についてまとめてみたいと思います。
ちなみに、今回は結構下ネタがどうしても多くなるので、苦手な方はUターンをお願いします。
厄介な客を語ろうとするとだいたい下ネタになるんだよこれが。
まず前提として:カラオケバイトが忙しい理由
カラオケバイトの大変さについてはこの記事で詳しくまとめてあります。詳しいことはこれを参照してください。
https://www.nicokira.com/karaoke/
ですが簡単にまとめておくと
- とかくやることが多い
- 単純に(注文などが多くて)忙しくなる
- 客層が正直良くない
ことが原因で忙しくなります。
やることは本当に多いです。食事提供したりドリンク作ったり、ゲロの対処したり、機械のトラブル対処したり……などなど。
そしてドリンク提供の件数とかは本当にとんでもない数存在します。なので単純に忙しいです。
そして客層は本当にひどい。ゲロはくことは日常茶飯事だったりして、酷いと廊下で小便されます。
大体客の悪口を言おうとするとこの三番目に当てはまるんですが、今回も当然例には漏れません。
それについてレビューしていこうと思います。
脅威!エレベーターで小便おじさん
はい。つーかタイトルの時点で色々わかってたかとは思いますが、今回は小便おじさんについて語ろうと思います。何それ聞きたくない。
カラオケというのは昼間の時間帯は一人カラオケなどの大人しい層がくるんですが、夜の時間帯になるとガラッと客層が変わります。
お分かりかとは思いますが、夜になるとお酒が入りますよね?
しかもカラオケって大体二次会で使われることが多いので、カラオケにくる段階でべろんべろんというのは普通の話。
しかもそこで更に酒を頼むのでよりべろんべろんに。
負のサイクルとは自然と出来上がっていくものなのです。さっさと帰れよと何回思ったことか。
そして酔っぱらったおっさんというのは本当に何でもしでかします。それこそ排泄物だって正常に処理できないくらいには。
おじさん来店
今でも覚えています。
あれは6人組の客で、元々結構べろんべろんな人が何人かいたんですね。
その段階から「うわー嫌な予感する―」とは思っていたんですが、売り上げが欲しいカラオケ店側からしてみれば酒を飲んでくれそうなら万々歳。
とりあえずうちのある程度大きい部屋(今でも覚えている。36号室だった)へと案内しました。
入室するや否や入るわ入るわアルコールの注文。テキーラのショットなんかもあったのを覚えています。
ベテランのカラオケ店員である私のセンサーは「こいつら危なそうだなー」と反応していました。ですが、店が忙しくなり、その懸念はとりあえず放置されることに。
次々に入るアルコール
火曜日の夜(普通は暇)なんですが、非常に忙しく、全部屋の8割が埋まりました。
普通の平日(金曜を除く)は6割埋まれば忙しいという程度なのにも関わらずその混みよう。
金曜以外の平日は一人で全部屋を見なければならないので、非常に大変でした。
なので見逃してしまいました。36号室(おじさんがいる部屋)に次々にアルコールが入っていき、おっさんが異常なテンションになっていたことを。
一気にいなくなったお客様
繁華街のカラオケ店のピークは21時~23時です。
この時間帯は非常に混雑し、忙しいのですが、大体はその時間を超えると一気にお客はいなくなります。
お客がいなくなった後はクローズ(閉店準備)の作業に入ります。……これが結構面倒くさいんですよね。
忙しい時間帯に提供とか片づけをしているだけの方が本当に楽です。
この閉店作業が結構精神的にも肉体的にも苦行な時間帯になります。
……そして、問題が起きるのってたいていこの時間なんですよ。
そして、エレベーターから響く水音
うちのテンポは6階建てなのですが、平日だと4階まで満室になれば結構忙しいね、というレベルです。
しかしながらその時はなんと5階までほぼ満室。本当に忙しかったわけです。
そんな状況を一人で回していた私は本当に疲労困憊状態。疲れながら2階にオーダーの提供をしに行っておりました。
するとどこからともなく「ピチャッピチャッ」とう水音が響いてくるんですね。
「……は?」と思いながらエレベーターを見ると、エレベーターの扉の上側から水が滴り落ちてきていました。
普通の人なら「水漏れ?」と思うかもしれませんが、私は違った。歴戦のバイト戦士は即座に気が付きました。
即座に起きている現象を理解すると私は三階へと階段を駆け上がりました。それはもう韋駄天のごとく。
エレベーターの扉は便器じゃねえんだよ……
駆け上がっていった私の目に映ったのは、果たして私が予想したのと全く同じシチュエーション。
さればよ……と心の底から呟いてしまいました。
そこに存在したのはエレベーターの扉に向って黄金色の液体をぶちまける36号室のおっさんの姿。
そう、私が予想した通り、エレベーターの扉に向かって放たれたそれが、同じくエレベーターの扉を伝って二階まで滴り落ちてたわけです。
なにしてくれてんじゃぁぁぁぁぁあああ!と叫びたくなりました。
正確には地下まで滴り落ちてたんですが、とりあえずそんな状態でした。
紳士的な顧客対応をすることで有名な私も流石にこの時は無理でした。
「……お客さん?」と不機嫌そうな声で言うと、流石の酔っ払いも自分のしたことのだめさくらいは理解しているのか、
自分の象さんもしまわずに色々まき散らしながら自分の部屋へとダッシュで戻っていきました。
……本当に色々突っ込みたい。部屋に女性いたよね?とか、廊下にまき散らされてんだけどとか、そもそもここで小便してんじゃねぇよ、とか。
とにかく、客が消えたそこにはとてもじゃないけど触れたくも見たくもないような液体がまき散らされたエレベーターと廊下が存在していました。
即座に店長に報告する有能な私
普通に公然猥褻罪でもありますし、軽犯罪法で立ちションって罰せられるし、業務妨害にも値するような行為なので、店長に即座に報告。
監視カメラにも映ってますし、なんらかの対処ぐらいするんだろうと思いきや、「わかった!特に罰金とかは課さないけど、○○君から注意しておいてね!」とのこと。
いやまて。犯罪だぞこれwwwwww
グラス割ったとかならわかりますが、今回のは流石になかったことにはできないだろうと思ったのですが、店長の判断は変わらず。
特に罰則も与えず見逃すことに決めたそうです。店長ェ……。
とりあえず掃除をすることに
注意とかの前に汚いものにまみれた状態のエレベーターを放置しておくわけにはいかず。
薄めた漂白剤(殺菌能力がかなり高いのでゲロ処理とかにも使われる)でモップを浸してひたすらごしごしします。
三階で放たれた爆弾は、なんと地下一階にまで及んでおり、オーダーの提供もこなしながら地下一階までのエレベーターを掃除する羽目になりました。
とんでもない時間のロス。……普通に罰金とってもいいと思うんだよなぁ……。
掃除も終わり、客の退店。注意するも……
お客様が退店になったので、再度注意をしに行くことに。
当然途中でも一回注意には行っているのですが、再度しに行きました。
6人で来店をしていたので全員が集まったところで再度するも
「はーい」
ぐらいで終わり。一人の女性は真摯に謝罪をしてくれたのですが、男の仲間たちは知らんぷり。
……貴様ら本当に社会人か?と怒鳴りつけたくなった大学二年生の私でした。
まとめ
下ネタになってしまい申し訳ない。
しかし、カラオケでバイトをするなら間違いなくこういった事態には遭遇します。
それも時間帯によっては頻繁に。
なので、カラオケは楽じゃないです。
今でこそこうやってネタにできてますが、当時はマジで切れてましたからね(笑)
カラオケでバイトするなら本気で覚悟を決めてやりましょう!
さて、それでは今回はこのあたりで失礼をば!